ECサイトの売上を上げるコツについて
ユーザー目線での改善
ECサイトのユーザー目線での改善点をご紹介します。まずは、商品の検索性を高めることが大切です。モール内でも自社ECであっても商品を検索しやすいようにSEO対策で、適切なキーワードを選定することが必要です。
また、視覚的にも商品をわかりやすく見せる事はとても重要なポイントの一つです。洋服などであれば物撮りだけでなく着ているところ、カバンを持っている所、どのような服と合わせれば良いコーディネートになるか等。
詳細な説明を充実させることも大切です。ユーザーが商品の特徴や仕様サイズなどを把握しやすいように、テキストの説明だけでなく写真や動画を活用することも有効です。
競合分析
競合が販売している商品の金額や機能を調査して、自社商品と比べてどのような部分で勝っているか、負けているかを分析する事で、価格戦略や商品開発に活かしていく。
また、さまざまなツールを使う事で、競合商品が月間何個売れていて、売上はどのくらいあるかを把握する事ができる。
SNS戦略やSEO対策
ECサイトの売上を上げるためには、マーケティングの戦略が不可欠です。
例えば、SNSを使った認知向上や、キャンペーン、Google 広告やInstagram広告、Facebook 広告などの広告配信を活用することが有効です。
SNSを活用することで、フォロワー数の増加や、投稿のシェアなどを通じて、商品やサービスを多くの人に知ってもらうことができます。また、広告配信を活用することで、ターゲットに合わせた広告を表示することができ、より効果的にアプローチすることができます。
楽天モールやAmazon、ヤフーショッピングなどでの売り上げアップを狙う際は各モールの特性を理解してSEO対策や転換率対策、広告戦略が必要になります。
キャンペーンの実施方法
ECサイトでのキャンペーンの実施方法についてご紹介します。
まずは、セールの実施が有効です。セールを行うことで、ユーザーにとってお得な商品を提供することができ、売上をアップさせることができます。
また、ポイント還元キャンペーンを導入することも有効です。ポイント還元キャンペーンを行うことで、ユーザーにとってはお得な特典があり、リピート率の向上にもつながります。
ただポイントをプレゼントしたり、値引きをするだけではなくレビューを書いてくれたらポイントアップなどの施策も有効になります。
リピート率を高めるための施策
リピート率を上げる事はECサイトの運営をするにあたってとても重要な要素になります。
認知がない商品の新規ユーザーの獲得コストは決して安いものではありません。
なので、一度購入してくれたユーザーは何度も購入してもらう事がECサイトの運営にとってはとても重要になります。
そんなリピート率を上げるための施策をご紹介します。
LINEやメールマガジンの配信
LINEやメールマガジンは、ECサイトで商品を購入した顧客に対して、最新の情報やお得なキャンペーンなどを配信することで、繰り返し購入を促進することができます。で、お客様とのコミュニケーションが継続でき、商品の情報を提供することができます。 また、配信する内容や頻度を工夫することで、より効果的にリピート率を高めることができます。ポイント制度のご紹介
ポイント制度を導入することで、ユーザーにとってはお得な特典が得られるため、リピート率を高めることができます。 ポイントを貯めることで、割引クーポンや送料無料などの特典を提供することができます。また、ポイントの有効期限や、貯めたポイントを使うことができる商品やサービスを工夫することで、より魅力的な制度にすることができます。
お得な情報提供
リピート客に対して、お得な情報を提供することで、リピート率を高めることができます。 例えば、先行予約やセール、限定商品の販売など、リピート客に対して限定的な情報を提供するそのことで、よりお買い物を楽しんでいただけるようになります。 また、リピートのお客様に対しては、特別なクーポンなどのサービスを提供することで、リピート率を高めることができます。
まとめ
このような対策をしていく事で、自社ECサイトや楽天市場、Amazon、ヤフーショッピングの売上を伸ばしていきましょう。
Amazonに対応したECコンサルタントはどのような業務を行う?メリット・デメリットも解説
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い外出自粛が求められているなかで、自宅にいながらショッピングが楽しめるECサイトの需要が高まっています。
自社の販路拡大や売上アップを目指し、これからECサイトへの出品を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、ECサイトへの出品経験がない事業者にとっては、さまざまな不安があることも事実です。
また、実際にAmazonなどに出店してみたものの、思うように売上が上がらないと言った企業やお店が多い状況です。
そのようなときに心強い味方となってくれるのが、ECコンサルタントの存在です。
弊社のクライアント様の事例でいうと、月商10万〜20万円くらいから伸び悩んでいただった企業様がコンサル開始後半年で月商1,000万円をクリアしたケースなどもあります。
今回の記事では、ECサイトのなかでも最大手であるAmazonに対応したECコンサルタントとはどのような業務に対応しているのか、依頼する場合のメリットやデメリットも含めて詳しく紹介します。
Amazonの特徴
Amazonは、世界最大級のECサイトであり、多種多様な商品が揃っています。
Amazonの特徴としては、次のようなものがあります。
・利用者数が非常に多く、売上高もトップクラス
・セラーとして出店しやすく、初めてのECサイトとして選ばれることが多い
・楽天と違い説明文章やページデザインがシンプル
・物流システムが充実しており、配送が迅速かつ確実
・FBA(フルフィルメントバイ) Amazon)というサービスがあり、出品者が在庫をAmazonの倉庫に送り、Amazonが配送・返品・顧客対応などを代行することができる
AmazonのECコンサルタントや運用代行ができる事
そもそもAmazonに対応したECコンサルタントや運用代行事業者では、具体的にどのような業務を担当するのでしょうか。
コンサルタントによっても対応している業務内容は異なりますが、今回はなかでも代表的な業務を8つに分けて紹介します。
1.Amazon内SEO対策
Amazonでは商品を出品する際、商品ページのタイトルや文言について厳格なルールが定められています。
これはエンドユーザーにとって見やすく、目的の商品を見つけやすくするために決められていることなのですが、商品を出品する店舗にとってはタイトルやキャッチコピーの付け方次第で売上が大きく変わることもあります。
より多くのエンドユーザーに選んでもらうためには、商品名や関連ワードで検索した際に上位のページへ表示できるようにしなければなりません。
そこで、タイトルやキャッチコピーなどを工夫し調整するSEO対策が重要であり、ECコンサルタントのなかにはAmazon内でのSEO対策に強みをもつ専門家も少なくありません。
2.商品ページの最適化
Amazonで商品の魅力をエンドユーザーに訴求するためには、商品ページの最適化が求められます。
たとえば、商品画像が少なく文字ばかりのページは見づらく、購買意欲も湧きにくいものです。
しかし、画像やイラストなどを豊富に折り込みながら、わかりやすく紹介されている商品ページは魅力が伝わりやすく、その分多くのエンドユーザーからの支持を集めやすいでしょう。
ECコンサルタントは、Amazonで決められているルールの範囲内で、より見やすく分かりやすい商品ページを作成し調整します。
3.新商品の登録作業
Amazonでは、同じ出品者が複数の商品を登録することもできます。
しかし、商品の入れ替えサイクルが早い企業や店舗の場合、商品ページの登録作業も膨大な工数が割かれてしまいます。
少人数で運営している出品者の場合、販売終了となっているにもかかわらず商品ページが残ったままになっていると、クレームに発展することもあるでしょう。
そこで、ECコンサルタントのなかにはAmazonへ新商品の登録作業を代行したり、取り扱いが終了した商品ページを削除したりといった運用代行に対応しているケースもあります。
4.商品撮影
Amazonでは商品ページのタイトルやキャッチコピーの付け方のほかにも、商品画像に関するガイドラインも細かく定められています。
たとえば、商品のサムネイルにも使用される画像は原則として白抜きの背景を使用しなければならないのですが、このガイドラインを遵守していないとAmazonから警告などを受ける可能性もあります。
ECコンサルタントは、Amazonへの出品に関する細かなガイドラインに対応でき、商品を撮影したり商品画像を適切に加工したりといった作業を依頼することも可能です。
そのうえで、どのような商品画像であればエンドユーザーの購買意欲を高められるのかといったポイントも押さえており、的確なアドバイスや提案も行います。
5.競合調査・分析
同じジャンルの商品であっても、Amazonではアクセスしたタイミングによって一覧で表示される商品の順番は異なります。
これにはさまざまな理由があるのですが、なかでも重要な要素のひとつに競合他社の売れ筋や商品ページへのアクセス数などがあります。
自社の売上をアップさせるためには、競合他社の状況を的確に分析し、どのような商品がAmazonのユーザーに好まれ注目度が高まっているのかを把握しなければなりません。
これにはAmazonに特化した分析力が必須であり、そのような専門的な知見もECコンサルタントはもっています。
6.Amazon内セール対策支援
Amazonでは独自に開催している大規模セール「プライムデー」や「初売り」、「ブラックフライデー」、「Amazonサイバーマンデー」などがあり、テレビなどでもCMを積極的に展開しています。
Amazonのセールの反響は極めて大きく、いずれのセールも多くのエンドユーザーが利用し、目玉となるタイムセール商品は開始直後に売り切れるものも少なくありません。
そこで、セール期間に合わせて自社でも目玉商品を用意することで、普段よりも多くのエンドユーザーに注目されやすくなり、売上アップにつながることも期待できるでしょう。
このように、Amazonのセール期間に合わせてどのような戦略を立てるべきかもECコンサルタントは提案し支援してくれます。
7.売上分析
Amazonへ商品ページを登録し出品したからといって、必ずしも売上が伸びるとは限りません。重要なのは、月ごとに売上の実績や傾向を分析し、次の戦略に役立てることです。
ECコンサルタントのなかには広告業界やマーケティング業界出身者もおり、自社の商品がどの程度の売れたか、商品ページへのアクセス数やコンバージョン(成約)率などを分析し、今後の販売戦略につなげることもできます。
8.広告運用の最適化
Amazonでは「スポンサープロダクト」として商品ページの最上段へ広告を表示することもでき、多くのアクセス数を獲得できます。
また、それ以外にもSNSや検索エンジンで関連ワードを検索した際に広告を表示させる手段もあります。
広告出稿にかかるコストは高額ですが、商品の認知度を高めるためには有効な方法のひとつといえるでしょう。
ECコンサルタントのなかには、広告をどのように運用すれば効果が見込めるか、そもそも広告を出稿したほうが良いかどうかも含めて専門的な見地からアドバイスや提案をしてくれる専門家もいます。
AmazonのECコンサルタント・運用代行を使うメリットとデメリット
Amazonに対応したECコンサルタントは多く存在しますが、そもそも依頼したほうが良いかどうかを迷っている方も多いはずです。
そこで、ECコンサルタントへ依頼した場合のメリットとデメリットをピックアップしてみましょう。
メリット
ECコンサルタントの多くは、Web業界やマーケティング業界といった分野に精通した専門家です。
自身でECサイトを運営した経験があったり、出品者としてECサイトでのビジネス経験があるコンサルタントも存在します。
当然のことながらEC分野のプロフェッショナルであり、自社にはないノウハウや知識が豊富にあります。
「これまでAmazonへ出品していたものの、なかなか売上が伸びず困っている」「他社のECサイトではある程度の売上があるのに、Amazonだけが低迷している」といった悩みを抱えている場合には、ECコンサルタントへ相談することで解決策が見えてくるかもしれません。
また、慢性的な人手不足に陥っており、新商品の登録や商品画像の撮影が滞っている場合もAmazonの運用代行に対応したECコンサルタントへ依頼することで課題が解決できるかもしれません。
デメリット
ECコンサルタントへ依頼する最大のデメリットは、売上や利益の向上が保証できるものではないことです。
ECコンサルタントの役割は、あくまでも提案やアドバイスをしたり、ときには実務を代行したりすることです。
あくまでも依頼者である企業や店舗と相談のうえ、どのような方針で進めていくかは最終的に依頼者が決定する必要があります。
企業や店舗を経営していくうえで「これをやれば絶対に売上が伸びる」という正解はないのと同様、ECサイトにも100%の正解はありません。
そのため、ECコンサルタントの意見やアドバイスも参考にしつつ、試行錯誤をしながら自社に合った販売戦略を構築し実践していくことが求められます。
AmazonのECコンサルタントや運用代行の費用感
ECコンサルタントへ依頼する際に、多くの方が気になるのがコストの問題ではないでしょうか。
ECコンサルタントの費用は大きく分けて初期費用と月額費用の2種類があり、初期費用は主にECサイトの構築などにかかるものです。
ECコンサルタントによっても初期費用はまちまちですが、一般的には5〜10万円程度が相場とされています。
これに対し、月額費用は主に継続的な戦略の立案や売上分析、広告運用などにかかるものです。
こちらもECコンサルタントによって費用は異なりますが、1か月あたり15〜30万円程度が相場です。
ただし、ECサイトの規模や契約内容によっては、たとえば売上の15〜25%程度を報酬として支払うケースもあります。
Amazonの売上アップに期待できるECコンサルタントの活用
AmazonはEC業界のなかでも最大手であり、うまく活用することで自社の売上アップが期待できます。
しかし、これからECへ参入する企業や店舗にとっては、どのように攻略すれば良いか分からず、はじめのうちは思うような成果が期待できないこともあるでしょう。
そこで、Amazonに対応したECコンサルタントへ相談することで、自社にとって効果的な戦略が見えてくるかもしれません。
今回紹介した内容を参考にしながら、どのような業務をECコンサルタントへ依頼すれば良いかを考え、不安に感じていることや分からないことなども含め相談してみましょう。
楽天市場のECコンサルタントが担う業務内容とは?費用相場も解説
ECサイトでの売上や利益を最大化するためには、より多くのエンドユーザーへ自社の商品ページに訪問してもらい、商品の魅力を的確に訴求し購入意欲を高めてもらう必要があります。
商品の売上をアップさせるためには品質が高い商品であることが大前提とはいえ、必ずしもそれだけでは売上につながるとは限りません。
ECサイトの売上をアップさせるためには、専門的な知識とノウハウをもったECコンサルタントの力は不可欠といえます。
ZAQRO-BACCA実績としましては、日用品からアパレル、食品、家具など、さまざまな業種業態のクライアント様を売上アップや、成功に導いています。
しかし、一口にECサイトといっても、大手から中小までさまざまなサイトが存在し、効果的な戦略も異なります。
今回の記事では、楽天市場への出品を検討している企業や店舗に向けて、ECコンサルタントはどのような業務を行うのか、メリットとデメリットも含めて詳しく解説します。

楽天市場(モール)の特徴
楽天モールは、日本国内で最も利用されているECサイトの1つであり、特に若い層を中心に人気が高いです。
楽天モールの特徴としては、次のようなものがあります。
・日本最大級の利用者数を誇り、安定した売上を期待できる
・アクセス解析ツールが充実しており、出店者が自社サイトを運営する場合でも役立つ情報が得られる
・楽天経済圏と言われる楽天独自のポイントサービスを展開しており、利用者がよく利用するという特徴がある
・出店手数料が比較的高く、初めての出店にはハードルが高い
楽天市場のコンサルタントや運用代行ができる事
はじめに、楽天市場を対象にコンサルティングを提供しているECコンサルタントや運用代行業者は、具体的にどのような業務を行っているのか紹介します。ECコンサルタントによっても対応業務は異なりますが、今回は代表的な7つの業務内容をピックアップしてみました。
1.楽天市場内のSEO対策
SEOとは「検索エンジン最適化」ともよばれ、主に検索エンジンで自社のサイトを上位に表示させるための調整や手法のことを指します。たとえば、カー用品を扱っている店舗が楽天市場にカーナビを出品したいと考えた場合、自社以外にもカーナビを出品している店舗や企業は多数存在するため、楽天市場で「カーナビ」と検索したときに自社の商品が1ページ目に表示されるとは限りません。
そこで、楽天市場内でできるだけ検索上位を獲得するために、商品ページのタイトルや画像、ページ内の文章などを調整する作業が必要です。これが楽天市場内でのSEO対策であり、ECコンサルタントの業務のなかでも特に重要な作業です。
2.商品ページの最適化
SEO対策がうまく成功し検索上位を獲得できたとしても、肝心の商品ページが見づらいと、エンドユーザーの多くは検索結果のページへ戻り他のページへ流れてしまいます。そのため、エンドユーザーにとって見やすい商品ページに調整することも重要です。特に現在、インターネットユーザーの多くはPCからではなくスマートフォンから情報を得ています。そのため、楽天市場の商品ページも、PCだけではなくスマートフォンからでも見やすいページに最適化することが求められます。
これにはWebデザインなどに関連する専門的な知識とノウハウが必要であり、ECコンサルタントのなかには提案やアドバイスを行うだけでなく、実際に作業まで対応してくれるケースもあります。
3.新商品の登録作業
取り扱い商品の数が多く、毎週、毎月のように新商品が登場している企業や店舗では、そのたびに商品ページも入れ替えなければなりません。商品数が多ければ多いほど作業に費やす時間も増え、人手不足の企業や店舗にとっては大きな課題といえるでしょう。そこで、ECコンサルタントのなかには、新商品の登録や取り扱いが終了した商品の登録削除なども含めて対応してくれるケースもあります。
4.商品撮影
商品の実物を確認できないECサイトにおいて、エンドユーザーが商品の購入意思を決めるのは商品ページに記載された情報や画像が全てとなります。同じ商品であったとしても、撮影された画像の良し悪しによって売上が大きく変わってくることも珍しくありません。どのような画像が売上につながりやすいかを把握しているECコンサルタントは、そのノウハウを生かして商品撮影を代行しているケースもあります。
5.競合調査・分析
楽天市場での売上を最大化するためには、実店舗の運営と同様に競合他社の動向を分析することが不可欠です。また、世の中全体のトレンドとしてどのような商品が売れる可能性があるのかを分析し、マーケティング戦略に役立てることも重要です。ECコンサルタントのなかには、広告業界などで活躍しマーケティングの分野に精通した専門家も多いため、競合調査を行ったうえで自社で取り扱うべき商品や効果的な販売方法などを分析できます。
6.楽天市場内セール対策支援
楽天市場では定期的に大規模なセールが実施されています。通常よりも多くの楽天ポイントが進呈されたり、商品によっては大幅な値引きが実施されたりすることから、毎回多くのエンドユーザーがセールを活用しています。楽天市場へ訪問するエンドユーザーが増えるということは、自社の売上アップにもつながる大きなチャンスといえるでしょう。そこで、セールに合わせて効果的な販売施策を提案したり支援したりすることもECコンサルタントの重要が業務です。
7.売上分析
売上分析とは、どの商品が月に何個売れたか、どのようなユーザーからの支持を集めたか、さらにはどのような経路で商品ページまで行き着いたか、などを分析することです。
SEO対策や商品ページの最適化、セール対策などを行うだけでなく、その結果どのような効果があったのかを分析し今後に役立てることが重要です。適切な売上分析ができていないと、せっかく講じた対策もムダになってしまい、それ以上の売上も期待できなくなるでしょう。ECコンサルタントはさまざまな手法で正確な売上分析を行い、つねに改善策を考案・実行します。
8.広告運用の最適化
ECサイトでの売上を最大化するためには、SNSや検索サイトなど幅広い手法で広告を展開し、できるだけ多くのユーザーに認知してもらうことも重要です。しかし、たとえば一口にSNSといっても、TwitterやFacebook、Instagramなどさまざまなサービスが存在し、メインとなるユーザーの年代や性別も異なります。たとえば、コスメやサプリメントといった女性をターゲットとした商品の売上を伸ばすためには、若年層の女性ユーザーが多いInstagramへの広告出稿が適しているでしょう。
Webマーケティングを得意とするECコンサルタントは、広告運用の最適化の支援も行っています。
楽天市場のコンサルタント・運用代行を使うメリットとデメリット
楽天市場への出品を検討している、またはすでに出品している企業や店舗にとって、ECコンサルタントへ依頼することはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれのポイントに分けて解説します。
メリット
ECコンサルタントへ依頼するメリットは、主に以下の2つのポイントがあります。
客観的・専門的な視点からアドバイスを受けられる
きれいで見栄えの良い商品ページであっても、必ずしも商品の売上に直結するとは限りません。たとえば、SEO対策や商品ページの最適化、商品撮影のコツなどを正しく理解しなければなりませんが、そのためには専門的な知見や知識をもった人材が不可欠です。企業や店舗にそのような人材がいない場合、ECコンサルタントへ依頼することで客観的なアドバイスが受けられ、自社が改善すべきポイントが具体化されることでしょう。
また、アドバイスや提案を受けることで、ECの運営に役立つノウハウや知見も蓄積でき、今後継続的に生かせるはずです。
人手不足に対応できる
取り扱い商品数が多く、新製品が登場するたびに商品撮影や登録作業を行わなければならない場合、人手不足に悩む企業では商品ページの更新が間に合わなくなるケースもあります。そのような場合、ECサイトの運営代行に対応したコンサルタントであれば、限られた人手であっても通常業務に専念することができます。
また、楽天市場へ商品ページを登録する際のさまざまなルールやガイドラインも遵守したうえで対応してくれるため安心です。
デメリット
反対に、ECコンサルタントへ依頼するデメリットとして挙げられるのが以下の2点です。
確実に売上がアップするという保証がない
これは楽天市場に対応したECコンサルタントだけに該当するポイントではありませんが、コンサルティングを依頼したからといって確実に売上が伸びる保証はありません。ECコンサルタントの役割は、あくまでも過去の経験や知見に基づきアドバイスや提案を行うことであり、予測や期待が外れることも考えられます。
コストがかかる
ECコンサルタントとの契約内容によっては、契約時または毎月のコストを支払わなければなりません。依頼するコンサルタントによっても費用は異なるほか、業務内容や契約内容によってもかかる費用はまちまちです。
ECコンサルタントへ依頼することで、どの程度の売上げアップが期待できそうか、それに見合うコストとのバランスも考えながら検討しなければなりません。
楽天市場のコンサルタントや運用代行の費用相場
ECコンサルタントに対して楽天市場の商品ページの作成およびコンサルティングを依頼した場合、一般的な相場としては1ページあたり5〜10万円程度の費用がかかります。ECコンサルタントによってはこの相場よりも安く請け負ってくれるところもありますが、作成のみ・またはコンサルティングも含めての金額なのかも確認しておく必要があるでしょう。
一方で、毎月定期的にコンサルティングを依頼したい場合には、戦略の立案や売上分析、広告運用などにかかる費用として1か月あたり10~20万円程度の費用がかかります。また、契約内容や事業規模によっては、売上に応じて一定割合の報酬を支払うケースもあり、10~20%程度が相場となっています。
ECコンサルタントへ相談し楽天市場での売上げアップを目指そう
楽天市場に対応したECコンサルタントが担う業務内容は幅広く、企業や店舗のさまざまな課題を解決するための力になってくれることでしょう。しかし、ECコンサルタントへ業務を丸投げするだけでは根本的な解決にはならず、あくまでも二人三脚で取り組んでいく必要があります。
楽天市場での売上を最大化するためにも、今回紹介した内容を参考にしながらECコンサルタントの活用を検討してみてはいかがでしょうか。