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AIエージェントとは?導入メリットと失敗しない作り方のコツを解説
「AIエージェント」という言葉を耳にする機会が増えた一方で、生成AIと何が違うのか、自社の業務にどう使えるのかが曖昧なままの方も多いのではないでしょうか。
導入したものの現場で使われず、そのまま止まってしまうケースも少なくありません。
この記事では、AIエージェントの基本から導入するメリット、失敗しない作り方のコツまでをわかりやすく解説します。
⭐ 本記事は、ZAQRO-BACCA株式会社がご提供するAI執筆ツールで作成したものを編集・加筆しています。
目次
AIエージェントとは
AIエージェントは、目標を渡すだけで実行までを担うソフトウェアです。
まずは定義と動く仕組み、混同されやすい技術との違いを整理していきます。
AIエージェントの定義
AIエージェントとは、目標を渡すと達成までの手順を自分で組み立てて実行するソフトウェアです。
人が渡すのは「何を達成してほしいか」であり、「どういう手順で進めるか」ではありません。従来のシステムが決められた手順どおりに動くのに対し、AIエージェントは手順そのものを自ら設計します。
想定と違う状況が生じたときも、進め方を修正しながら目的の達成へ向かいます。
社内の担当者に仕事を任せる感覚に近いものと捉えると、イメージしやすくなります。
AIエージェントが動く仕組み
AIエージェントは、目標の理解、計画、実行、確認という4つの動きを繰り返しながらタスクを進めます。
1
目標の理解/渡された目標を大規模言語モデルが解釈します。
2
計画/達成に必要な作業を細かい手順へ分解します。
3
実行/社内データの検索やファイルの読み書き、外部サービスとの連携といった手段を選び、実際に手を動かします。
4
確認/結果が期待どおりかを自ら確認し、うまくいかなければ手順を組み直して再び実行します。
判断の中核を担うのは大規模言語モデルです。渡された目標を解釈し、達成に必要な作業を細かい手順へ分解します。
そのうえで、社内データの検索やファイルの読み書き、外部サービスとの連携といった手段を選び、実際に手を動かします。
実行した結果が期待どおりかを自ら確認し、うまくいかなければ手順を組み直して再び実行する。この繰り返しが、自律的と表現される理由です。
生成AI・チャットボット・RPAとの違い
AIエージェントの位置づけは、混同されやすい3つの技術と並べるとはっきりします。
それぞれの役割を比べると、以下のようになります。
1
生成AI
指示に対して文章や画像を出力する。指示のたびに人が判断する。
2
チャットボット
質問に対して回答を返す。あらかじめ用意した範囲で応答する。
3
RPA
決められた手順を正確に繰り返す。手順どおりに動き判断はしない。
4
AIエージェント
目標達成までの手順を設計し実行する。状況に応じて自ら判断する。
決定的な違いは、人が都度指示を出すか、目標だけ渡して実行まで任せるかという点にあります。
ご相談をいただく際、手元の生成AIで十分に足りる作業まで開発の対象に含まれているケースは少なくありません。何を自動化したいのかを整理すると、作らずに済む範囲も見えてきます。
AIエージェントが注目される背景
注目が集まっている背景には、人手不足の深刻化と、構築のハードルが下がったことの2つがあります。
1
人手不足の深刻化
限られた人員で成果を出す必要に迫られるなか、判断を含む業務まで任せられる仕組みへの期待が高まっています。
2
構築のハードル低下
生成AIの普及により、専門的な開発体制がなくても業務に合わせた仕組みを組み立てられるようになりました。
外部のサービスやデータと連携する技術が整ってきたことも、実務での活用を後押ししています。
技術として目新しいだけでなく、着手できる環境が揃ってきた段階にあります。
AIエージェントでできること
AIエージェントは、判断を含む業務まで任せられる点に特徴があります。
代表的な活用場面とあわせて、向いていない業務についてもご紹介します。
問い合わせ対応の一次回答
問い合わせの内容を読み取り、回答するか担当者へ回すかを振り分けられます。
社内規程やマニュアル、過去の対応履歴を参照したうえで回答を作成するため、あらかじめ用意した選択肢を返すだけの仕組みとは対応できる幅が異なります。
判断がつかない内容や、金額や契約に関わる内容は担当者へ引き継ぐ設計にしておけば、確認が必要な案件だけが手元に残ります。
対応の記録も残るため、後から内容をたどりやすくなります。
情報収集とレポート作成
複数の情報源を横断して調べ、決まった形式のレポートにまとめる作業を任せられます。
社内の資料と外部の公開情報を組み合わせて必要な部分を抜き出し、要約したうえで指定した構成に整えるところまで一連で進みます。
週次や月次で定期的に実行する設定にしておけば、担当者は出来上がった内容を確認するところから作業を始められます。
調べる作業そのものを手放せる点が、この活用の大きな効果です。
書類作成と社内申請の処理
受け取った内容から必要な項目を判断し、書類を作成する工程にも活用できます。
申請内容に不足があれば差し戻し、揃っていれば所定の形式で書類を作成して次の担当者へ回すといった流れを組めます。
判断基準が明文化されている業務であれば、確認と承認を人が担い、それ以外の工程を任せる形に整理できます。
バックオフィス業務のように、手順は決まっているものの件数が多い領域と相性のよい使い方です。
定期的なモニタリングと通知
決めた条件で情報を集め続け、変化があったときだけ知らせる使い方もできます。
在庫の水準や問い合わせ件数、競合サイトの更新状況など、常に見ておきたい情報を対象にできます。異常や変化を検知したときだけ通知が届くため、確認のために毎日画面を開く作業がなくなります。
見ておくだけの業務は、作業時間として数えられないまま担当者の負担になりがちです。
削減効果が見えにくい領域だからこそ、任せる価値があります。
AIエージェントに向いていない業務
一方で、AIエージェントに向いていない業務もあります。
- 判断基準を言葉にできない業務(任せる範囲を定義できないため設計が成り立たない)
- 責任の所在が重い最終判断
- 参照すべき情報が社内に存在しない業務
- 例外対応が大半を占める業務(手順として整理しにくい)
ご相談をいただく際、どこまで任せられるのか判断がつかないまま、業務をまるごと任せる前提で構想が膨らんでいるケースをよく見かけます。
範囲が広がるほど要件は固まらず、着手できないまま時間だけが過ぎていきます。任せない業務を先に決めておくことが、遠回りを避ける入口になります。
AIエージェントを導入するメリット
AIエージェントの導入効果は、作業時間の短縮だけにとどまりません。
ここでは、業務の進め方そのものに関わる3つのメリットをご紹介します。
判断を含む業務まで任せられる
最大のメリットは、これまで自動化の対象外だった判断を含む業務まで任せられる点です。
従来の自動化ツールは、決められた手順を正確に繰り返すことを得意とする一方、条件によって進め方が変わる業務には対応できませんでした。内容を見て振り分ける、状況に応じて次の作業を選ぶといった工程は人が担うしかなく、そこが処理の詰まりになっていました。
AIエージェントであれば、この振り分けや判断の部分まで含めて設計できます。担当者は最終確認と例外対応に集中でき、手を動かす時間を減らせます。
自動化できる業務の範囲そのものが広がることが、従来のツールとの違いです。
属人化した業務を仕組みへ移せる
AIエージェントを作る過程では、担当者の頭のなかにある判断基準を明文化する作業が発生します。
この工程を経ることで、これまで特定の人しか進められなかった業務が、条件と手順の集合として整理されます。引き継ぎにかかる時間が減り、担当者による品質のばらつきも抑えられます。
手順を書き出す段階で、そもそも必要のない確認工程や、二重になっている作業が見つかることも珍しくありません。AIに任せる前に業務そのものが軽くなるケースは、ご相談の現場でもよく見られます。
業務の棚卸しが同時に進む点は、導入前に見込みにくい副次的な効果です。
小さく始めて広げられる
AIエージェントは業務単位で切り出せるため、大規模な投資を前提にせずに始められます。
基幹システムの刷新のように全社を巻き込む必要はなく、一つの業務で試して効果を確かめてから対象を広げる進め方が可能です。判断がつかない段階で大きな予算を投じずに済むため、投資のリスクを抑えられます。
一方で、最初から全社展開を前提に構想を組み立て、規模が大きくなりすぎて稟議が通らず止まってしまうご相談も少なくありません。
まず一つの業務で成果を見せ、その実績をもとに次の投資判断を仰ぐほうが、社内の合意を得やすくなります。
AIを業務の中核へ組み込み、仕事の進め方そのものを変えていく考え方については、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
AIエージェントを作る前に決めること
AIエージェントの成否は、作り始める前の設計で大きく変わります。
着手前に必ず固めておきたい3つの論点をご紹介します。
1
業務の線引き
どの業務を任せ、どの業務を人が持ち続けるかを決めます。
2
判断基準と情報
何を見て判断するのか、参照する資料と権限を整理します。
3
評価の合否ライン
続けるか見送るかを決める基準を、着手前に言葉にします。
任せる業務と任せない業務を切り分ける
最初に決めるのは、どの業務を任せ、どの業務を人が持ち続けるかという線引きです。
繰り返しが多く、判断基準を言葉にできる業務が適しています。反対に、責任の重い最終判断や、社外との関係に影響する対応は人の手元に残します。
このとき合わせて決めておきたいのが、人が確認する地点です。すべての出力を確認するのか、条件に当てはまるものだけを確認するのかによって、運用の負荷が変わります。
ご相談をいただく際、業務全体をまるごと任せる前提で話が始まり、対象が広がるほど要件が固まらなくなるケースをよく見かけます。任せない業務を先に決めることで、範囲は自然と絞り込まれます。
判断基準と参照する情報を整理する
次に、AIエージェントが何を見て判断するのかを整理します。
対象業務で参照する社内資料がどこにあるか、内容が古いまま放置されていないかを確認します。あわせて、入力してよい情報の線引きと、誰がどの情報にアクセスできるかという権限の設計も必要になります。
ここで注意したいのが、整備の範囲です。全社のデータをすべて整えてから始めようとすると、作業量が膨大になり、着手する前に力尽きてしまいます。
必要なのは、対象として選んだ業務で使う情報だけです。範囲を絞れば、整備にかかる時間は現実的な水準に収まります。
評価の合否ラインを先に決める
試したあとに何をもって続行と判断するのかを、着手前に決めておきます。
判断に使う指標は絞り、期間も区切ります。そのうえで、合格なら何を本番の運用に載せるのか、不合格なら何をやめるのかまで先に言葉にしておきます。
評価項目を増やしすぎると、どこまで確認すれば終わりなのかが見えなくなります。担当者が通常業務と兼務している場合は特に進みが鈍く、結論が出ないまま立ち消えになってしまうご相談は少なくありません。
検証は研究ではなく、続けるか見送るかを決めるための材料集めです。この位置づけを共有しておくだけで、進み方が変わります。
失敗しないAIエージェントの作り方のコツ
作ったAIエージェントが現場で使われるかどうかは、設計の順序と運用の設計で決まります。
ここでは、つまずきを避けるための4つのコツをご紹介します。
1
ツール選定を最初に置かない
対象業務と必要な機能が定まれば、候補は自然に絞り込まれます。
2
普段の業務動線へ組み込む
出力が届く場所を、いつも使っている画面のなかに置きます。
3
小さく試して合否を確かめる
対象を1業務に限定し、期間を区切って評価します。
4
更新する担当と頻度を決める
誰がいつ見直すのかを、運用開始前に決めておきます。
ツール選定を最初に置かない
作り方で最も間違えやすいのが、ツールを決めるところから始めてしまうことです。
対象業務と必要な機能が定まっていれば、候補となるツールは自然に絞り込まれます。逆に業務が決まっていない段階では、どのツールを見ても判断がつきません。
ご相談をいただく際に多いのが、話題になっているツールを先に契約し、そのあとで使い道を探し始めているケースです。機能に業務を合わせる形になるため、現場の実態と噛み合わないまま止まってしまいます。
すでに導入済みのツールで足りる場合もあります。何を解決したいのかを固めてから選定に進むことが、無駄な投資を避ける近道です。
普段の業務動線へ組み込む
作ったAIエージェントが使われるかどうかは、業務動線への組み込み方で決まります。
決めておきたいのは、誰がいつ起動するのか、出力はどこに届くのか、前後の工程がどう変わるのかという3点です。自動で動かすのか、担当者が必要なときに呼び出すのかによって、設計は変わります。
出力を確認するために普段使っていない画面を開く必要があると、忙しい現場は元のやり方へ戻ってしまいます。この状態で放置され、いつの間にか使われなくなっていたというお話は、これまで何度も伺ってきました。
普段使っているチャットやメール、業務システムのなかに出力が届く形にしておくことが、定着を左右します。
小さく試して合否を確かめる
検証は、対象を1つの業務に限定し、期間を区切って進めます。
評価軸は固定したまま比べることが前提です。途中で見る観点が変わると、良くなったのか悪くなったのかを判断できなくなります。
結果は数値だけでなく、なぜその評価になったのかという理由まで残しておきます。後から判断を振り返るとき、根拠になるのは理由のほうです。
小さく区切って合否を確かめる進め方であれば、うまくいかなかった場合の損失も限定できます。
複数の案を同じ評価軸で比較し、判断材料として扱う進め方については、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
更新する担当と頻度を決める
AIエージェントは、一度作れば永久に正しく動き続けるものではありません。
業務の進め方が変われば判断基準の見直しが必要になり、参照する資料が更新されれば回答の内容も変わります。誰がいつ確認し、必要に応じて調整するのかを、運用を始める前に決めておきます。
担当者一人が兼務で抱えている状態は、特に注意が必要です。異動や繁忙期をきっかけに更新が止まり、出力の内容が実態とずれたまま使われなくなってしまう。この流れに至った企業様を、これまで何社も見てきました。
実行の記録を定期的に確認する習慣とあわせて、複数人で見る体制を整えておくことが、長く使い続ける前提になります。
AIエージェントの構築ならザクロバッカにご相談ください
AIエージェントの構築を任せられるパートナーをお探しの方に向けて、ZAQRO-BACCA(ザクロバッカ)株式会社の特徴をご紹介します。
業務の切り出しから伴走
当社は、対象業務を決める段階からご一緒できる体制が強みです。
現状の業務フローを丁寧にヒアリングし、どの工程を任せられるか、どこを人が持ち続けるべきかを一緒に整理します。そのうえで、効果が見込める順に優先順位をつけ、着手する範囲を絞り込みます。
すでに導入済みのツールがある場合は、それを活かす形でのご提案もいたしますので、これまでの投資を無駄にしません。
何から手をつければよいか定まっていない状態からでも伴走いたしますので、安心してご相談ください。
オリジナルAIツールの開発と社内定着支援
当社の最大の強みは、自社業務に合わせたオリジナルAIツールの開発から、社内定着までを一貫して対応できる点です。
汎用ツールでは噛み合わなかった業務に対し、普段の業務動線のなかで動く形に設計することで、現場で使われる仕組みを実現いたします。
社内にエンジニアがいない状況でも、要件の整理から開発、導入、運用の設計まで切れ目なくサポートいたしますので、無理なく進めていただけます。
AIエージェントの構築をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。貴社の業務に合わせた、最適な進め方をご提案いたします。
AI活用で対応できる支援の範囲については、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
【FAQ】AIエージェントに関するよくある質問
最後に、AIエージェントについてよくいただく質問に、回答とともにお答えいたします。
Q. 社内にエンジニアがいなくても作れますか?
A. 簡易なものであれば、ノーコードのツールを使って作れます。
一方で、社内システムとの連携や権限の設計、業務動線への組み込みまで含めると、技術面の判断が必要になる場面が出てきます。
まずは小さな範囲を自社で試し、対象を広げる段階で支援を検討する進め方であれば、無理なく進められます。
Q. ChatGPTを使うのと何が違いますか?
A. 都度指示を出すか、手順まで任せて実行させるかという違いです。
ChatGPTのような生成AIは、質問するたびに人が指示を出し、出てきた内容を人が次の作業へつなぎます。AIエージェントは、その一連の流れ自体を任せられます。
同じ作業を繰り返す業務ほど、この差が積み重なって効果として表れます。
Q. どのくらいの期間で作れますか?
A. 対象業務の範囲と、参照する情報の整備状況によって変わります。
判断基準が明確で、参照する資料も揃っている業務であれば、短期間で試せる形まで持っていけます。反対に、業務の手順が言語化されていない場合は、その整理に時間がかかります。
小さく区切って始めることで、期間の見通しも立てやすくなります。
Q. 小規模な会社でも導入する意味はありますか?
A. 規模を問わず取り組めます。
人数が少ない会社ほど一人あたりの業務範囲が広く、細かな作業の積み重ねが負担になりやすいものです。その一部を任せられるだけでも、体感できる効果は小さくありません。
導入の成否を分けるのは会社の規模ではなく、対象業務の選び方にあります。
まとめ
AIエージェントは、目標を渡すと手順を自ら組み立てて実行するソフトウェアです。判断を含む業務まで任せられる点が、従来の自動化ツールとの違いになります。
導入によって、作業時間の短縮だけでなく、属人化していた業務の整理も同時に進みます。業務単位で切り出せるため、小さく始めて広げる進め方も取れます。
一方で、作る前に任せる業務の線引きと参照する情報、評価の合否ラインを決めておかなければ、検証が終わらないまま止まってしまいます。ツール選定を先に置かないこと、普段の業務動線へ組み込むこと、更新する体制を用意しておくことが、失敗を避けるための要点です。
とはいえ、業務の切り出しから開発、定着までを自社だけで進めるのは、負担の大きい取り組みです。
ZAQRO-BACCA(ザクロバッカ)株式会社では、対象業務を決める段階からオリジナルAIツールの開発、社内定着までをトータルでサポートしております。
社内にエンジニアがいない状況でも当社が伴走いたしますので、無理なく進めていただけます。
AIエージェントの活用で業務を変えたいとお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。貴社に合った、最適な進め方をご提案させていただきます。
